2023 0312 T-Cross続投

 一旦かかった病気、”車買い替えたい病”は完治しずらい。Crosstrekを試乗し、下取り価格でがっかりしたら、再発した症状は治ったようにみえた。3月初めにシトロエンは4月1日からの値上げを発表し、C3 Aircrossは14万円の値上げだ。去年の秋、シトロエンは値引きが大きいと思っていたら、在庫がないのでメーカー発注となるので値引きはないと言われ、見積書では4万円の値引きだった。現時点でC3 Aircross SUV HDiの在庫車がもしあれば、現行価格から年度末の大幅値引きもかなり期待できると思い、先々週末にディーラーにメールで問い合わせた。希望のカーキグレーのShine Pack、サンルーフ付きが、福岡のディーラーにあった。値引きもかなりできそうで、福岡からの輸送費用は発生しないという。

前回の査定から1か月以上が経つので、査定のため先週木曜にディーラーに出かけた。昨秋、買い替えの検討を始めるきっかけとなったネット査定のグーネットは当初195万円だった。その後も定期的に更新された買取相場価格の通知が来ていたが、数日前に来たメールでも185万円だったので、10万円程度は下がるのは覚悟した。ディーラーは緑区霧ヶ丘、家からの距離は25キロ余り。楽なのは横横〜横浜新道〜保土ヶ谷バイパスだが、環状2号〜保土ヶ谷バイパスでも混んでいなければ40分程だ。木曜の昼過ぎは空いてはいなかったが渋滞はなく約40分で到着。T-CrossのディーラーVW金沢シーサイドへ行く約2倍だ。ちなみにMINI港南台までは2キロだ。

査定額を記入した見積書を見て驚いた。値引きは4万円から20万円に上がった一方、査定額はなんと前回より60万円マイナス。今年に入って品薄だった新車の供給が回復したことにより、中古車の市場価格が大きく落ちたそうだ。セールスも申し訳なさそうで、知り合いの買取業者を紹介するという。土曜、紹介を受けた買取業者から連絡があり、T-Crossの外観、インテリア、エンジンルーム、タイヤの写真を撮って送った。すぐに回答があり160万円、状況次第で180万円までならいけるとのことだった。ちなみに当初の査定額180万円は、来年4月頃の納車時まで保証される額だった。

値引きが+16万円、下取りが-20万円。4月以降だと車両価格は+14万円だが、C3に惹かれるものがあるとはいえ、さあ買おうとは思わなかった。引っかかっているのは、アダプティブクルーズコントロールでないこと、音とアイドリングから発進時のステアリングの微振動、普段よく走る一般道での60km/h以下では4速が維持され2000rpmを越えるためのんびり感に欠かけること、そしてディーラーまで25キロ以上あり、保土ヶ谷バイパスは混むと疲れる点だ。改めてC3 Aircross HDiを欲しい理由を考えた。サンルーフ、シトロエンの個性、T-Crossより強いディーゼルのトルク感、シートの気持ちよさにも助けられた乗り心地か。

土曜はぜひ買おうという気は出ず、見送ることにした。日曜の朝も考えは変わらなかったが、妻にも告げずセールスへの連絡もためらってはいた。午前中、ウォーキングの途中でセールスからメールが入った。今日明日なら諸費用¥103,800分を値引くと。これでまた決断が揺らいだ。帰宅後に納車日と買い取り業者の引き取り日を調整できるか（下取りでない面倒さ）等をメールで問い合わせた。その回答とともに福岡のカーキグレーの個体は売却契約されてしまったとメール。これでようやくスッキリとC3 Aircrossは諦めた。

C3と並行してMini Cooper D 5Drも状況を確認しようと木曜朝ディーラーに行った。悩ましいことにアクティブ（アダプティブ）クルーズコントロールが発注可能になったと知らされた。これもC3に踏み切れなかった一因か。サンルーフはまだダメだ。今注文し3〜4か月で納車とのこと。私個人が乗っている時の気分の良さではC3よりMiniの方が上かなという思いに傾きつつある。T-Crossの乗り心地は以前よりこなれたとは思っている。車検は10月末。夏頃には車検を受けるか判断することになる。