2023 1113 ホンダS600クーペ
油壺のヨット仲間のYさんが夏にホンダS600クーペを手に入れた。正確な年式は知らないが1965~1966年に販売されたので、車齢はもうすぐ60年になる。外観は最近塗装をしてあるそうでごく綺麗だ。ウインド周辺のメッキーモールディングはいくらかサビが浮いているのがちょっと残念だがとても車齢60年になろうという車には見えない。新車でニュージーランドに輸出され、最近輸入された個体だそうで右ハンドルだがマイル表示という仕様だ。
エンジンルームも綺麗でエンジン・ミッションはしっかり整備されていたそうだ。エンジンの始動性の良さからもそれはうかがえた。4個のCVキャブを調整するのは大変そうだが、Yさん自身がやるのかは知らない。11月13日に油壺へ行った時は風が強くYさんも私もヨットは出さなかった。昼過ぎに帰ろうとするYさんを見かけたので、いい機会なので助手席で数分間だが試乗させてもらった。当然パワステアリングではないステアリングホイールは大径だ。ラジオはついていないのでニュージーランドのオーナーもエンジンサウンドを楽しみ、のんびりと流すというようなドライブはなかったのか。私に遠慮したようで4000RPM程度しか回さなかったので思いのほか静かだった。1970年頃に友人のS600を横須賀から鎌倉までドライブした。その時の朧げな記憶では5000RPMくらい回さないと力がなかった。マンホールもほとんどない区間だったので乗り心地も悪いとは感じなかった。4速しかないから結構幅広い回転域を使わざるを得ないので、静かに走ろうなどとは思わない方がいいだろう。Yさんは小坪に住んでいるが、小坪からのドライブでも現代の普通の車で来るのとは大違いだろう。彼は夏まで1990年ごろのシトロエンGSAに乗っていた。それと比べてどのくらい疲れるのか聞いてみたい。
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