2022 0713 箱根:ポーラ美術館・芦ノ湖プリンス・成川美術館
3年ぶりの泊まりがけの旅行だ、たった一は降ったが。2年前の秋はGo To Travelで予約して信州に向かったが、Golf VIが関越でミスファイヤーを起こし、レッカーに乗って帰ってきた。今回はポーラ美術館へ1年ぶりに行こうと思い、県民割りがあるなら1泊しようとなった。当初は先週を予約したが台風四号が水曜あたりに直撃する予報だったので、1週間ずらした。結果としては先週の方が雨は少なかったようだ。展覧会は開館20周年記念の「モネからリヒターへ」−新収蔵作品を中心に」。
新所蔵品の一つ、ベルト・モリゾの《ベランダにて》。落ち着く作品。
中西夏之のアルミの洗濯バサミを使った《洗濯バサミは攪拌を主張する》。へー、フーンとは感じるが解説を読んでもピントは来ない。
最も気に入った絵はニコラ・ド・スタールの《オンフルール》だ。スタールは具象〜抽象〜具象と変化したが、これは具象に戻る時期の作品だ。青い海、薄曇りの空と黒雲、段差のある黒い岸壁らしきもの、そして白い船。船とはいえ単独に取り出せばその形状からは船とはわからない。残念ながら撮影は禁止。
ベン・ニコルソンの絵は色合いが好ましかった。とくに《セントアイヴスの港(夏)、1951年8月31日》。抽象画では、ジョアン・ミッチェルの《無題(ヴェトゥイユのセーヌ河の眺め)》、岡田謙三の《月》等が好みに合った。
昼はアレイのテラス。雨には降られなかったが雲が低く流れていた。
ロープウェイで駒ヶ岳に登ろうかと思ったが、何も見えそうもない。芦ノ湖スカイラインで反対側からも見てみたが、雲の中だった。芦ノ湖を一周して3時過ぎに芦ノ湖プリンスにチェックイン。夕食はレストラン・トリアノン。これはメインのムースリーヌを乗せた、あるいはコーティングした箱根西麓牛フィレのグリル。国産牛はフィレでも霜降りが多いが、これは本来のフィレという感じだった。ディナーの時間は5時半か7時半を選べたので、7時半にした。7時半にレストランに到着すると先客はただ1組だけ。その後も誰も来ることなく2組で貸し切り。ちょっと静かすぎてかえって落ち着かないくらいだった。
翌14日、木曜朝。雨は降っていない。しかし、山は雲の中だ。その日だけはトリアノンは開いていないというので、別館のレイクサイドグリルへ。予約不要というので8時前に行ったら半分以上のテーブルは空いていた。
チェックアウト後歩いてロープウェー駅に行ってみたが、さすがに何も見えそうもないので乗る人はいないので、成川美術館へ。芝康弘の「やさしい光に包まれて」展の初日だった。典型的な日本画とは手法も違い、油絵のようでも水彩のようであるきれいな絵。
その後、ひさしぶりに湿性花園へ行った。高地でないせいか思ったほどには花の種類は少なかった。これは初めて見た池に咲いたコウホネ。
帰りは国道一号を下り、小田原厚木道路〜東名〜保土ヶ谷バイパスで帰った。秦野から厚木にかけて強い雨にあったがすぐに抜け、2時間弱で帰宅。行きは新湘南〜圏央道〜新東名〜東名御殿場〜仙石原で1時間40分。
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