2023 0118 『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』国立西洋美術館

今日は、今週末で終わる『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』を見に上野へ。


30分毎の事前予約制で我々は10:00〜10:30の予約を取った。電車の遅れで到着は10:25。入場後トイレに行っていたら列を作って待っていた10:30~11:00の人たちが、10:30とともにどっと入ったせいで入り口近くはかなりの混み合い。以下の絵はピカソの絵の中ではギョッとしないというか、家の壁にかけておいてもいいなという絵。




ピカソが描く顔は歪んだり、引き延ばされたりした物も多いが、これは比較的穏やかで色もきれいな絵。会場で見た時は顔の白い部分に気を取られ横顔として見ていた。家に帰って見直したら右半分の青い部分に気づきおたふくの顔のようにも見えた。一種のだまし絵か。

以下はパウル・クレーの好みの絵。どちらも水彩。

これはアンリ・マティス作、窓から見えるのは海岸で波打ち際にヨットが描かれている。ほとんどの絵は撮影可だった。
空いていたせいもあり11時過ぎに見終え、すぐCafe すいれんへ。さすがに席はほとんど空いていて窓際席へ。
午後は常設展を見た。見覚えのある絵も覚えていない絵もあるが、これらは新しい展示で印象に残ったもの。



これは見覚えはないがKimbell Art Museum, FTWのビジェ・ルブランの自画像を思い起こさせた。調べてみたらほぼ同時期に活躍していて、これらの絵も彼女らの20代の時のもの。絵としてはビジェ・ルブランの方が好みだ。

最後は、ドラクロワとシャセリオーの版画展、『版画で「観る」演劇 フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ』を駆け足で見た。

朝は4度台まで冷え込んでいたが、午後には10度は超えていたようで穏やかな冬。今回の展覧会の観覧料は¥2,100でおそらく今までで最も高かっただろう。図録も厚かったからか¥2,800と高い。好みの絵が多いという展覧会でもなく、珍しく図録は買わずに帰ってきた。

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