2024 0719 心臓弁膜症と無酸素運動

去年の9月に胸の痛みから循環器内科を受診し、左心室の大動脈弁と僧帽弁の閉鎖不全が見つかり心臓弁膜症と診断された。注意事項は2点、無酸素運動はしない、塩分を控える。無酸素運動の例えとしてを筋トレを上げ、登山もよくないと言われた。登山はピンからキリまであるが、具体的な説明はなかったので、心拍数で判断するとかはできないかと聞いたが回答はなし。富士山に登る気はないが、大楠山程度はどうなのか?心拍数がある程度になったら休憩をとり一定値以下に保てばいいのかと気になったが、医者は無酸素運動を避けろという以上の具体的なアドバイスはなかった。暗に歳も歳だし大人しくしていろと言いたかったのか。その後胸の痛みは弁膜症の改善ではなく貧血の改善で軽減され春にはほぼ気にならなくなった。閉鎖不全による血流の減少ではなく、ヘモグロビンの低下による酸素供給の減少が胸痛の主因だったようだ。それには血液内科の担当医も同意していた。

今の担当医は現状では手術の必要はないというが、具体的に逆流量は何パーセントだが、どこまで進んだら手術とかいう説明はない。ネットで見る一般的な弁膜症の解説記事では逆流量が何パーセントだったら手術すべきというような記述は残念ながら見つからなかった。

無酸素運動と心拍数の関係も調べた。心拍数は運動の負荷を示すために5段階のゾーンに分けられている。それによるとゾーン1〜3が有酸素、4〜5が無酸素運動だ。一般的には下記のように求められる。右端の数字はGarmin Fenixで表示されるゾーン毎のHRだ。

最大心拍数MaxRHR:220-年齢=220-74=146

安静時心拍数RHR:58(Garmin FenixのRHRを使用)

ゾーン %Max   心拍数 Garmin心拍数ゾーン

1           50-60% RHR+(MaxHR-RHR)*50-60%=58+(146-58)*50-60%=102-111 74-87

2           60-70% 112-120   88-102

3           70-80% 121-128   103-117

4           80-90% 129-137   118-131

5           90-100% 138-146 131-

無酸素運動にならないようにするのはゾーン3までの範囲に留める必要があるが、ネットで一般的な計算式による値とGartminではかなり差がある。安全を見込むなら低い方のGarminに従う方が良さそうだ。心肺機能のトレーニングとしては弱まるが、弁膜症の進展を遅らせるには致し方ない。ここ半年のウォーキングでは心拍数が100を超えないように坂での速度等を調節し、階段を避けてきた。有酸素運動の上限はGarminの数値を採用しても117bpmだから、今後は110bpmを超えないようにすればいいだろう。




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