2024 0731 カナレット展@静岡県立美術館・日本平
昨日は”カナレットとヴェネチアの輝き”展を見に静岡までドライブ。妻が見に行こうというまでカナレットは全く聞き覚えがなく、どんな絵かもこれまで知らなかった。18世紀の絵画はあまり好みのタイプでないこともその理由だろうし、一般的にも日本で広く知られてはいないようだ。
行きは国道1号、新湘南、圏央道、東名経由で順調に2時間半で到着。広い敷地は多数の彫刻が点在している。美術館の建物もゆったりとした作り。ホールに展示されている所蔵品。右はユベール・ロベール。カナレットの絵は細かい。いわゆる細密画ではないのだろうが細かい。とはいえ写実ではなく構図や光の当たり方は意図的にかなり実際から変化させている。例えば同時には見えない建物を1枚の絵に並べたりしている。グランド・ツアーでイギリスから来る貴族たちに今で言う記念写真的に好まれたそうだ。ヴェネチアの鳥瞰図。何枚も描いたレガッタ、ボートレースの絵。レガッタ=ボートによる競争だが、観客のための興行として開催されたそうだ。
この絵に興味を持ったのは絵の左側に描かれたサン・ルチア聖堂にある。19世紀半ばにヴェネチアに鉄道が引かれた際に駅を作るためにこの聖堂は取り壊されたそうだ。数多くの歴史的建造物が保存されているが、このような取り壊しは例外だったのか、当時は比較的安易に取り壊しが行われたかが興味深い。
美術館には隣接してロダン館が建てられている。正面からは見えなかったが、本館とは異なる曲線多用のガラス天井の面白い建物だ。食事は館内のRodin Terrace。展示会場にはまあまあの入場者がいたと感じtが、12時を過ぎていたが空いていた。メニューはパスタ4種とフォカッチャピザ。
美術館の後は車で30分弱の日本平へ。最近できたのだろう広大な展望デッキからは360の展望。
残念ながら富士山は雲の中。
中央に見える突き出た岬は三保の松原。西側。行きはGoogle Mapの案内は東名経由だったが、帰りは新東名経由だった。清水から乗ってしばらくは最高速度120キロにも関わらず混んでいて、行きの最高速度100キロの東名より遅かったがしばらくしたら空いてきて快調に120キロ+で走れた。新湘南バイパスを降りてからの国道1号が混んでいて帰りは3時間。
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