2024 1023 軽井沢・八ヶ岳旅行(3日目)

 3日目の23日は朝起きると予報通り雨で、浅間山は見えない。

最近ホテルの朝食はバッフェ(バイキング)が多いが、ここはメニューから選べるのが嬉しい。

前の日、妻はパンケーキをほとんど食べられなかったので、パンケーキを楽しみたいいうので同じくスクランブルエッグとふわふわスフレパンケーキを頼んだ。パンケーキはメレンゲを入れてふわふわに膨らませるそうだ。アメリカで使っていたワッフルメーカーのワッフルのレシピは卵の白身を泡立てて入れていた。ワッフルではふわふわになることはないが、その理由は分からない。これは前菜のハムと野菜。

この日は降ったり止んだりの予報だったので、美術館へ行こうとまず旧軽井沢の脇田美術館へ向かった。駐車場は数台分しかないが、空きがあった。到着時にはほかに来館者はいなかったようだ。


入館するとすぐに『チェコの絵本:新しい可能性を求めて』の展示。

やはり日本の絵本とはキャラクタの雰囲気が違うと感じた(日本の絵本をずっと見ていないが)。これは面白いと思った豚のキャラクタ、Nase Prasatko。
中には入れないが脇田和のアトリエ山荘の庭を囲むように美術館は建てられている。

脇田美術館からは紅葉が有名な雲が池が近い。ホテルのシェフからも紅葉がきれいだと聞いたので、狭い道を雲が池に向かって走っていたら交通案内の人がいて下の地図を渡され、駐車場はないのでコインパーキングに止めるよう案内された。

近くの空いたコインパーキングを探して走り回り、1キロ弱のところの駐車場に停めて歩いて雲が池へ。池の周りは観光客で混み合っていたが水面近くの紅葉は遅れているようでまだまだだった。雨は止んでいたが空はどんより曇っていた。晴れていたら紅葉の様子も違っていただろう。


ほかにも旧軽井沢には美術館があるが雨も止んでいたので小諸懐古園へ向かった。ちょうど昼に到着、その頃は日もさしていた。


小諸に住んだ島崎藤村の記念館。明治学院を卒業し、一時期教師を勤め、キリスト教徒の時期があったとは知らなかった。


懐古園から見下ろす千曲川。右が下流で信濃川へ名称が変わり日本海へ注ぐ。
続いて懐古園に隣接した小山敬三美術館へ。絵は時代とともに変化しているが、ちょっと変わった初期の絵が面白かった。フランスに留学しフランス人と結婚し帰国したそうで画家としては珍しい。
          


2時近くなっていたので何か軽いものを食べようと懐古園前の蕎麦屋へ。
この日の宿泊は八ヶ岳高原、南牧村の八ヶ岳高原ロッジ。小諸から南下する141号は何度も通っているが、小海の辺りにある奥村土牛の美術館が気になっていたのでいい機会と寄った。基本的に展示されているのは土牛本人から寄贈された素描で、本画は富士山が1点。素描でも見応えがある作品は少なくなかった。


美術館斜め前には小海線の八千穂駅がある。朝夕以外は1時間に1本も走っていない。ホテルに向けて走り出すと雨が降り出した。141号を右折し高原を登っていくと雨に霧が混じってきた。幸い速度を落とすほどではなかった40分ほどで5時前に八ヶ岳高原ロッジ着。

ここは35年前にアメリカから一時帰国して結婚し、届けを出した日に宿泊した。その後何回か増築とリニューアルをしていてあまり面影はなかった。妻はレストランに昔の面影があると言ったが思い出せない。料理はフレンチのコース。2日間凝ったイタリアンを食べた後なので、普通のコース料理と感じてしまった。ウエイターのサービスはきちんとしていて文句はないのだが、前日までのカジュアルだが温かみのある対応の方がリラックスできる。久しぶりに小さなホテルに連泊し改めて感じた。

レストランの奥には中高年の女性の団体。まあまあ賑やかだったが離れていたので気になるほどではなかった。どういう団体かなと思ったが、翌日彼女らの車の動きからすると音楽堂で演奏・練習でもしにきたのか。

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