2024 1204 Mini Cooper D Clubman 1年1万キロ

Mini Cooper D Clubmanは今週の月曜で納車から1年経ち、走行距離は1万キロを超えた。欠点や気になる点を挙げることはできるが総じて満足している。買い替えたいという思いは浮かんできていない。T-Crossも1年経過時にはGolf VIより寂しい点が散見されるとはいえまあいい車だと思っていたから今後はどうなるかは分からない。T-Crossの1年経過後の印象:https://sailtwentytwo.seesaa.net/article/202111article_6.html

気に入っている理由は、SUVが主流の現在、流行りのカッコの良さはないが、独特のスタイルと個性だ。フロントグリルとヘッドライトの周りと黒くしたのは正解だった。ホイールの黒ともマッチして気にいっている。9万円弱かけた価値は十分あった。前から見た時車幅に対して車高が低く潰れたように見えるのはちょっと残念だが、観音開きのリアドア付きワゴンのスタイルか個性があり、似た車はない。インテリアのデザインはちょっとうるさいと感じるが、趣味性があり個性となっているので無個性な車より好ましい。トランク容量はワゴンとしては狭いが(20cm短いT-Crossの方が大容量だ)、キャリーオンのバッグを2個積めるので2人の旅行には十分だ。

VWの2車に比較して上手なのはエンジンとトランスミッションだ。車内にいればディーゼル固有のカラカラ音は微かに聞こえるが十分静かだ。通常は2000rpmを超えることはないが、少ないアクセル開度で望む通りの加速が得られる。Golf VI/T-Crossは高速でも踏み込みさえすれば十分な加速は得られたが、Miniの方がアクセル開度が少ないまま低回転からすっと加速し疲れない。山道でカーブを出て加速する場面でT-Crossだとスポーツモードにしたくなることがあったがそういうもどかしさがない。スポーツモードはエンジン回転数が上がり忙しなくなるので余り使うことはなかった。7段DSG(DCT)のVW2車ではゼ0発進で常に気を遣っていたが、8段ATのMiniでは気を使うことがなく、その後のシフトアップもほとんど気付かないストップ・アンド・ゴーの多い一般道を走っているときはこの点がVW2車に対する優位性だ。これは現代の車として当たり前のことと言えようが、気を使わずにストレスなく運転できる。

乗り心地は路面や速度で変わってくるが、全般的にはT-Crossより好みだ。リアが独立なことがマンホールなどでのシュックに効いていると思う。T-Crossで毎回マンホールの突き上げが気になった湘南国際村の立石側下りでも不快だとまで感じない。シートは座面が尻により馴染む感じで長時間でも尻の疲れはない。記憶にあるGolf VIの新車時の乗り心地と比較するとGolfに軍配か。10年経ったGolf IVとの比較だったことを差し引く必要はありそうだが。8年8万キロになる頃にはやれが出ていたのか新車時はもっと乗り心地が良かったと感じることが結構あった。

燃費は総平均15.7km/Lで、Golf VIの14.4km/L、T-Crossの14.9km/Lよりも5~10%上回っている。軽油が¥30/L余り安いので、1万キロで¥25,000程度燃料代は安く済んだと言える。最もエンジンは2Lで1LのT-Crossに比べると税金は2段階¥7,000高い。また車両保険も上がった。

普段運転して気になる点は回転半径が5.5mとT-Crossより0.5m大きいことだ。車庫入れや駐車場での駐車で切り返すことが増えた。妻がこのことで不満を言わないのは、切り返しがもともと多く気にならないのか。インフォテイメント系のユーザーインターフェイスは操作が系統的になっていないのでCar Playの切り替え等がどこからアクセスするか毎回探してしまう。カーナビは目的地検索・設定が使いにくく基本的にGoogle Mapsに頼っている。

まあちょっと変わったクルマであり、それを気に入っているということだ。


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