2025 0502 タグ・ホイヤー引退

 1993年7月にアメリカから帰国する前にタグホイヤーを夫婦で買い、30年以上にわたり2人とも愛用してきた。1月に妻の4000シリーズがバッテリー切れになり、オーバーホールを受けたら防水は不良となったが実用には支障なく引き続き使っている。私の2000シリーズは通常バッテリーは5年持つが、今回近くの時計店で交換してから6年以上経っても動いているのでちょっと不思議だなと思っていたら先週秒針が5秒ごとにステップするようになり2日で停止した。今回はバッテリー交換を含めて正規代理店で分解掃除を受けることにした。

そごうの時計売り場からタグホイヤーに出すことができるが、手数料として20%加算するというので宅配の引き取りサービスでタグホイヤーに送った。数日後電話があった。バッテリーは切れただけでなく液漏れを起こしていて部品交換が必要だがすでに部品の在庫がなく修理不能とのこと。純正バッテリーより持ちは良かったが破裂したのは残念な結果だ。日常使う時計をどうしようか。

この1年半は心臓弁膜症を気にして心拍数を常時モニターできるGarminのfenix 7 Proを付けていることが多い。最近になって心拍数の様子も分かってきたので、タグホイヤーを使うことが増えてきたところだった。50年以上経つオメガのシーマスターも持っているが、2日で1分余りの進みは自動巻きとしては上出来だが、クォーツに慣れた身にとって毎日使うには気になる。元々60m防水だが、今は防水は期待できない。きちんとコンプリート・メンテナンスを受けると防水は回復するのだろうかは怪しい。

やはり普段気にせず使うには新しい時計が欲しい。散々ネットで調べた末に候補として残ったのはセイコー・プロスペックスのソーラー(回転式ベゼル、41mm、ヨドバシで¥66,000)、

シチズン・プロマスターのソーラー電波時計(回転式ベゼルなし、チタン、39mm、ヨドバシで¥61,600)
とこれまで知らなかったアメリカの新興時計メーカーMINUS-8のダイバーウォッチDive 1T Solar(回転式ベゼル、チタン、42mm、直販で¥51,000+送料¥5,900)。MINUS-8はデザインが気に入った。

水曜にヨドバシへ行きセイコーとシチズンを見比べてみた。少し小径でチタンケースのシチズンが見た目と付けた感じは良かった。セイコーは重くケースのピカピカした仕上げがイマイチだった。1980年台中頃以降はディジタルのSEIKOヨットタイマーをヨットレースで使うようになったが、それまでは回転式ベゼルはヨットレースで使っていた。ベゼルは日常でも時刻を覚える代わりに使え、今でもコインパーキングに止めた時などさっと回して時間をメモできる。

MINUS-8は創業12年になるがメーカーの継続性に対する不安はある。ソーラーなのでバッテリー交換を含めて定期的なメンテナンスはないが、日本国内でメーカーのサポートはない。ネット経由で問い合わせたら、ムーブメントは日本製のSeiko Epson AS-01だからメンテナンスは日本でも可能という回答が来た。最終的にスタイル、チタンケース、回転式ベゼルでMINUS-8に決め昨日注文した。

50年もののオメガもコンプリート・メンテナンスができるのか問い合わせ中だ。MINUS-8 Dive 1T Solarが2個買える以上の費用になるだろうが。

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