2025 0626 東京国立博物館・東博コレクション展

 東博は何度も訪れているが、それは特別展目当てだった。メモを見たら2003年以降、”ダビンチ展”、”琳派展”、”阿修羅展”、”黒田清輝展”、”禅 心のかたちへ展”、”国宝東寺 空海と仏像曼荼羅展”、”大覚寺展”に行っていた。特別展を見終えるとだいたい昼時になる。食後はなんとなくさらに展示を見る気が起きなかった。妻が東博の仏像を見たいと言っていたし、ほかの美術館で特に見たい展覧会も思いつかなかった。

まずは本館2階から。刀が多数展示されていて皆美しいが、刃紋はその幅と模様が様々。ほとんどは刀身だけで展示されているが、この刀は鞘が派手で美しい。

珍しい薙刀の刃。
多数展示されている鎧は最前線で戦闘に参加する武士ではなく、上級の武士のものなのだろうが重そうだ。耳のような飾りが目を引いた。
色が美しかった陶器2点。


18世紀末に老中松平定信が相模・伊豆を巡検(視察旅行?)をしたときに、随行者が地形を把握・記録するために描き残した風景画。西洋からの遠近法と陰影法が取り入れられているのが興味を引いた。知っている横浜、三浦から湘南が描かれている。




屏風の展示も多数あるが、これは数少なく明るさ、色使いがきれいだ。

2階を見終えて11時半を過ぎていたので、レストランゆりの木へ。和洋中華なんでもあるのが便利で、混んでもいいない。食後は本館1階に戻った。展示室の入り口の金剛力士像。写実的であるが筋肉の表現はそうでもなく、ギリシャ彫刻とは違う。


ここにも刀剣多数。刃文が綺麗だと感じた一振り。
庭園のはすはまだ咲いていなかった。
妻がインド・ガンダーラの彫刻を見たいというので東洋館へ。この二つは3~5世紀の現在のアフガニスタンの彫刻。当時の日本より洗練されている。鼻から上は似ているが、唇の違いが大きい。右の下唇が厚く突き出ているのはそれが美しいと思って作ったのか不思議だ。
口髭か?
続いて埴輪や土器を見たかったので平成館へ。縄文時代の土器・土偶はユーモラスでのんびりしていると感じるが、当時の作者はどんな気持ちだったのか?信仰の対象で真剣な造形なのか?

釣り針は大小あるが、大きい方で釣れるのはかなり大型の魚、例えばマグロか?出土した場所を見忘れたが、海岸近くまで回遊していたのか?
埴輪はいつ見てもほんのりする。

初めて見た和銅開珎。
レストランの名前にもなっているゆりの木。
まだまだ見ていない展示は多数ある、半分も見ていない気がするが、疲れてきたし1時半で切り上げた。外国人観光客が過半数と感じた。中国からが多いがそれ以外、英語圏以外からも多数来ていた。

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