2025 0924 ゴッホ展 - 家族がつないだ画家の夢@東京都美術館

ほぼ3か月ぶりに上野の東京都美術館へ。ここ数日ようやく涼しくなり展覧会へ行こうという気になった。新宿のSOMPO美術館で開催中のモーリス・ユトリロ展か迷ったが、妻がゴッホを選んだ。10時半に美術館に到着すると当日券売り場には20組ほどの行列ができていた。

会場に入るとかなりの混みようだった。最前列か2列目で見ようとするとほとんどの絵ではしばらく待つ必要があった。今回の絵の目玉は有名な自画像だろう、それ以外では見覚えのある絵、有名な絵はなかったと思う。
この絵、《オリーブ園》も有名というか評価が高いのかもしれないが、好みではない。

あまりゴッホらしからむ雰囲気だが、左下の《モンマルトル:風車と楽園》が好ましい。

右下の《農家》は死ぬ間際の作品でのどかな農家が明るく描かれているが、波を打つ軒の線に心理状態を考えさせてしまう。家の壁に飾ってもいい絵であり、そこが引っ掛かりそうだ。
ゴッホが自分の絵と交換で収集したと思われるシニャック、ロートレック、ピサロ、ボナール、ドニ、ブラマンク等の作品が現在でもゴッホ美術館に収蔵されているのには驚いた。弟テオの夫人ヨハンナ、その子フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホの尽力がゴッホの評価を高め作品の散逸を防いだというのが今回の展示のテーマだ。しかし、ゴッホ以外の画家の作品も守られている点が並々ならぬ見識と言えそうだ。展示作品は撮影不可で、最後の映像展示「イマーシブ・コーナー」だけが撮影できた。

見終えると12時、Cafe ARTは席を待つ人が並んでいたので上のレストラン・ミューズへ。10分程でテーブルへ。オムライスと天丼を注文。

帰りは東京駅から歩いて銀座7丁目のオメガのサービスセンターがあるニコラスGハイエックセンターへ。52年経つシーマスターを分解掃除できるかを診てもらった。分解掃除は可能で、風防と針も交換できるそうだ。ただし、古くなりケースに歪みが生じている(はず)で防水は保証できないとのこと。見積もりは風防と針交換込みで税込¥121,000。防水でなくても日常使いにはおそらく問題ないが、本来は60mとはいえ防水。普段使用に復帰させる気でいたので、では分解掃除をお願いしますとは言えず持ち帰った。

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