2025 1031 山陰旅行(3):足立美術館・出雲大社・津和野
31日3日目、朝起きると予報通り雨は降り出していた。足立美術館の開館9時を目指し8:15にホテルをチャックアウト。といっても前日チェックイン時に精算は済んでいるのカードキーを返却ボックスに入れるだけ。9時に美術館に到着するとすでに数十台の車だ止まっていた。バスでくる団体もいるだろうからか館内はかなりの人。庭園を眺めるのに苦労するほどではない。TVで庭園を見てはいたが、やはり直に見て感じる素晴らしさは違う。六義園、兼六公園、三溪園等を見てきたが、広いにも関わらず1点の隙もない感覚は際立っている気がする。
一本の滝。ここも紅葉は遅れている。
遠景の山が絶妙。
所蔵の絵の展示は全て撮影不可。足立美術館は横山大観の絵を多数所蔵している。だが、大観の絵で特別好きな絵は思いつかない。足立美術館の目玉の一つ、大作「紅葉」は初めて見たが大きさと色の鮮やかさで圧倒はされるが好きな絵として記憶に残ることはなさそうだ。院展が開催中で、こちらは撮影可。大作ばかりで圧倒される。展覧会が終わるとこれだけ大きい絵はどこへ行くのだろう。日本画界では一流の画家の作品だから買い手を探す苦労はないのかもしれないが、買っていく人はどこに飾るのかが想像できない。普通の家では飾る空間・部屋・壁が障害になるだろう。毎年院展だけでも多くの入選作に加えて応募作品が描かれている。日本全体で見ればいくらでもこういう絵の需要があるということか。
喫茶室「大観」は11時からはレストランメニューを提供している。11時前に席につくと食事が注文できないのではと11時ぴったりに行った。5組以上が待っていたが10分ほどで席につけた。数量限定のビーフシチューはすでに完売、ビーフカレーを注文した。雨は止まないが、11:40に出雲大社に向かった。13時過ぎに出雲大社着。広大な敷地に大きな建物がいくつもある。建物の大きさ以上に驚いたのはしめ縄だ。
4時前に出雲大社を後にして、5時過ぎに津和野のホテル、ゆとりろ津和野着。今日は約260キロ走った。部屋はアパートのような作りの3階建ての新館。インテリアも凝っている。座椅子の背当てが低くくつろいで座るには快適ではなかった。
本館に大風呂はあるが、各部屋には常時湯が張られた温泉風呂がある。雨の中外に出て大風呂へ行くのは億劫になり、湯船のサイズもまあ大きいので部屋の風呂に入った。
最近はコーヒーメーカーが置いてあるホテルもあるが、ここは抹茶のセットが置いてある。実に久しぶりで抹茶を飲んだ。夕食は初日の岩井屋よりそれぞれが少量で満腹になりすぎずに済んだ。どれも美味しかったが、刺身だけは岩井屋が上と感じた。地酒の1合ビンを2本、華泉と初陣を頼んだ。風邪気味だったせいか珍しいことだが2本目の初陣は飲みきれなかった。
前日から喉の痛みをいくらか感じたが、今日1日はだんだんと風邪の症状がはっきりしてきた。鼻水と咳だ。幸い熱っぽくはない。




















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