2022 1117 VW T-Cross 1000kmドライブ旅行のあとで

 6日から10日までの5日間、大津、京都でそれぞれ2泊して、比叡山と京都を回ってきた。初日が比叡山経由で大津まで約500キロ、2日目は車を使わず、3日目は大津から京都内を走り嵐山へ、4日目は愛宕山と周辺、最終日は嵐山から貴船神社経由で帰宅し470キロ、総走行距離1065キロだった。


T-Crossでは最長のドライブだったが、T-Crossに感じていた不満、乗り心地、DSGのぎくしゃく、低回転域での振動についての評価は変わっただろうか?

乗り心地について意識させられたのは、京都市内の一般道で場所によりマンホールと舗装の荒れにより揺すられた時だ。それ以外、高速では継ぎ目のショックが気になった覚えはない。比叡山を上り下りしたときも路面が良かったせいか快適だった。

DSGのぎくしゃくは高速では感じない問題で、一般道での発進時と、3速→2速のシフトダウンで毎回ではないが時々起きる。忘れた頃に静かに減速している際のシフトダウンで軽いとはいえショックと音が出るのが気になる。今回の旅行中も5日間では何十回も起きたが、連続して起きることはまずない。油温計があるのでチェックしたが、ショックを感じた時でも90度以下で特に高温とは思えない。快適に走っていてこれが起きると、気分的にガクッとするし、水を差される感じだ。

比叡山ではかなり上り坂を走った。特に急ではないが緩やかでもないので、1600~1800RPMでそのまま走ることも、じわーっと加速する場面もほとんどなかった。したがって、ステアリングに微振動を感じたり、トルクが細いと感じることは少なかった。DからSに切り替えると2000RPM以上を保持するので振動は出ないし瞬発力もある。アクセルをじわーと踏みながら力強く加速する感覚はなく、忙しい感はある。飛ばす気になって運転しているときにはいいだろうが、今の私にはほとんどの場面でもうちょっと落ち着きが欲しい。この辺りはGolf TDI、C3 Aircross SUV HDi、Mini Cooper Dだと回転ではなくトルクで気持ちよく上っていけるのだろう。

行きは途中までACCをあまり使わないで走っていった。名古屋を過ぎてからいくらか混んだ区間で使った。ACCによる加減速はかなり上手で、前に詰まった時も、設定速より遅い速度で追越車線に車線変更した時も、不安を感じたりもどかしく感じることはなかった。帰りは浜松いなさJCT~御殿場JCTの制限速度120km/h区間で主に使った。比較的空いていたが、やはりMini CooperとC3 AircrossのただのCCだと解除とレジュームの繰り返しになっただろう。CCで我慢できる気はするが、ACCの方が確実に疲れないだろう。

T-Crossに対する不満が増したかと言われるとそうではない。それなりに悪い車ではないと見直したという感だ。

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