2022 1217 スバル クロストレック

 最近発表されたスバルのクロストレックがT-Crossの後継車候補として突然浮上した。横須賀港で偶然見かけた輸出用のクロストレックにサンルーフが付いていたことがきっかけだ。1995年にインプレッサ・スポーツワゴンを購入したが、その際の決めてはサンルーフが選べたからだ。最近はインプレッサもXVも選べなかったこともあり、あまり真剣に検討対象にはならなかった。

クロストレックの仕様をウェブで調べたら、サイズが気になった。全長4480mmはT-Crossから+365mm、全幅は+40mm、回転半径は+30cm、Golf VIIIに対してはそれぞれ+185mm、+10mm、+30cm、Mini Cooper 5Drに対しては、+455mm、+75mm、+-0cmだ。街中では通常気になる場面は少ないと想像するが、我が家のガレージへの入れやすさと、収まった状態で脇と後ろが窮屈でないかが気になる。ちなみに1995年型のインプレッサ・スポーツワゴンの全長は4380mmとT-Crossより265mm長った。車幅が1690mmだったせいか車庫で気になった記憶はない。実車で車庫入れして試してみるしかない。

前後の黒プラスチックのモールディングもかなり引っかかっている。ボディーカラーが濃い色だと目立たないが、我が家の2人は黒を好まない。ウェブのカタログで見比べると白以上に赤と明るいオアシス・ブルーのボディーカラーでモールディングが目立つ。

グレーがかったオフショアブルーはボディーカラーとしては良さそうだが、モールディングの目立ち度はまあまあだ。サファイア・ブルーの方が目立たないが、色自体はあまりピンとこない。

あとはインテリアの質感がどんなものかも気になるが、これは実際に見るしかない。T-Crossのインテリア質感はGolf VIより一段下と感じ、毎回ではないが乗り込んだ時にイマイチだなと感じることはある。

あとは色々な場面でのアクセルに対する反応、加速がどうかも気がかりだ。T-Crossは1600rpm付近からのアクセルをジワーと踏んだ時の加速は平坦路では許容範囲だが、軽い上りだとステアリングに感じる微振動が気になる。強めに踏み込めばシフトダウンして元気に加速するが忙しない。クロストレックは4気筒だし振動はないだろうが、2Lらしい力強さはあまりないのではないか。おそらくディーゼルの２車、Golf VII TDI、Mini Cooper Dに比べると線が細いだろう。４輪駆動で重い点からも不利だ。その点では軽い2WDの方が有利だし、価格も22万円安い。WLTC燃費は2WDの16.4km/Lに対しAWDは15.8km/L、スバルは燃費はあまり強くはない。ちなみにT-CrossのWLTC燃費は16.9km/Lだ。ディーゼルだからでもあるが、Golf TDIは20.0km/L、Mini Coopr Dは19.5km/Lだ。

販売は1月以降で、現時点ではほとんどのディーラーに展示車はない。来年になったら実車を見てみたいし、試乗したい。