2023 0518 「憧憬の地 ブルターニュ」@国立西洋美術館

3月に始まった「憧憬の地 ブルターニュ」展は、京都旅行に続いて家のリフォーム工事があって行きそびれていた。終了間近の展覧会は混むことが多いのでそろそれ行かねばと思っていた。先週からは時間指定の予約制もなくなり、いつでも自由に見られるようになった。今日は天気も良かったが(30度越えでこの時期としてはいささか暑すぎた) 会場は混んでるというほどではなくまあまあ自由に鑑賞できた。






事前に展示内容はあまり調べなかった。なんとなくブルターニュの海と海岸の景色の絵が多いのではと期待していたが、その点では裏切られた。ターナーから始まりブーダン、モネ、シニャック、ルドン(意外)、ゴーガン、ベルナール、セリュジエ(この2人は初めて見た)、アンリ・リヴィエール、ドニ、シャルル・コッテ、リシュアン・シモン(この2人も初見)、日本人では黒田清輝、藤田嗣治、岡鹿之助等々、バラエティーに飛んでいたので楽しむことができた。モネの《ポール=ドモアの洞窟》の実物を見るのは初めてだと思うが、印刷から想像するよりも遥かに生き生きとしたいい絵だった。
私がルドンで思い出す絵とは大いに違う《薔薇色の岩》も気になる絵だったが撮影禁止。これは久米桂一郎の《ブレハ島》。
こちらはドニの1921年作の《花飾りの船》、ブルマナックで毎年恒例のヨットレースの後の情景だそうだ。

シニャックの《ロクマロ》には3隻のヨットと港の入り口の岩礁に立つ2基の航路標識が描かれていて注意を引いた。ヨットは赤いセールのガフ・キャットリグでかなり小型に見える。漁船というよりも遊びのヨットのように思える。そのほかにもヨット、帆船の漁船を描いた絵はいくつかあった。ロクマロはLocmaloだと分かったがGoogle Mapsで調べても具体的な場所は見つからなかった。

昼は西郷隆盛像が目の前に見えるイタリアンレストランLe quattro stagioniのテラス席で。日陰では暑いというほどではなかった。人気の天草権現牛のボロニェーゼとマルゲリータを頼んだが、まあ美味しかった。

先週から新型コロナの分類が5類になり行動制限はなくなった。往復の電車は空いていて立っている人が所々にいる程度の混雑だった。私はマスクをしたが、しない人も20%位はいたか。美術館内は空いていたのでマスクはしなかったが、90%位の人はマスクをしていた。

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