2023 0722 アメリカ原風景ー２：フリーウェイ

LBJ フリーウェイ

1987年5月、就航して間もないアメリカン航空の成田からダラスへの直行便で赴任した。それまではタイ航空のシアトル経由便か、乗り継ぎだった。当時の海外出張はビジネスクラスが使えたが、赴任も当然ビジネスクラスだった。25日の19時頃成田を出発し、同日の15時前後にDFW空港に到着すると、税関出口では日本人5人が出迎えてくれた。私が所属することになるディビジョンの出向者達だ。彼らの短パン姿と、逆光のせいもあってゴルフ焼けした顔と足の黒さがちょっと異様だった。その日は５月の最終月曜日、メモリアル・デーで休日だった。空港からは直属上司になるHさんのフルサイズのオールズモビルDelta 88でリチャードソンのHampton Innに送ってもらった。空港を出て635、通称LBJ Freewayに入るが、そこで目の前に広がった景色が目に焼き付いている。夕方とはいえまだ日は高い、炎天下の片側3~4車線の高速道路はガラガラで、青い空の下を皆55~60mphでのんびりと走っていた。5月末だが90°F程、30℃は優に超えていただろう。美しさで感傷的になったわけではないが、その景色は今でも脳裏に浮かぶ。LBJ沿いには途中に高層ビルもちらほらあったが、とにかく空と視界が広かった。写真はLBJではなくI75のJBJとのジャンクションでの写真だろうが、脳裏の景色にピタッとくる写真だ。