2024 0505 Mini Cooper D Clubman:5か月・4000km
Mini Cooper D Clubmanに乗り換えて5か月が経った。1月には1泊2日で伊豆半島を1周し400キロ、4月には2泊3日の信州ドライブで800キロ余り走り、走行距離は4000キロを超えた。エンジンとサスペンションは当たりがついただろうし、ドライバーも車に慣れた。Clubmanを買ってよかったかと問われれば、はいと答える。一言で言えば、運転していて気持ちよく、駐車している姿がいい。Clubmanは期待通りの車だったのか振り返ってみよう。
今回Clubmanを選ぶにあたり、普段一人で走っているときの気持ちよさを重視した。今の1台体制になって6年余り、使用パターンはこんな感じだ。1/3は毎週の油壺通いで三浦半島を1人で走っている、1/3は2人で三浦半島に加えてもう少し広い範囲、箱根や東京を走っている、残りの1/3は1泊以上の遠出だ。週1、2回は妻が1人で使うが距離は年間300~400キロ程だろう。2人で乗っていると会話があるし、旅行中は景色や色々な楽しみもあるので車の欠点はあまり気にならない。運転そのものを気持ちよいと感じたり、車のちょっとした点が気になるのは1人の時だ。
エンジン回転数は一般道では加速時に2000+rpmになるが、定速走行では1500rpm前後、3000rpmに達するのは横横で本線への加速でちょっと加速を楽しもうとしたときくらいだ。そういう状況だから馴染んだとか軽く回るようになったという実感はない。サスペンションは当初からドタバタ感は薄いが、路面の細かな凹凸やマンホールの蓋に対する反応が最近はマイルドになったと感じ、T-Crossより快適だ。2008年Mini Cooper 3DrやT-Crossでは気になったマンホールの蓋が連なる湘南国際村の立石側下りでも、マンホールを避けて走ることはない。8速ATと2L4気筒ディーゼルによる0発進の滑らかさとトルクの素早い立ち上がりが普段走っていて感じる美点だ。低速から100キロプラスまで少々の上り坂でも踏めばすぐ欲しいトルクを得られる。停車中と発進直後にステアリングに感じる微振動はマイナスだが、T-Crossのようには気にならない。
ステアリングはコーナーが連続する山岳路でも軽快に曲がり走っていける。Golf/T-Crossの方が安楽と感じるのは高速での直進走行だ。遊びのなさとセンタリングの弱さのせいで微修正を常に要する。信州旅行では1日にせいぜい300キロ余りだった。500〜600キロ走ると疲れを感じるだろうか。コーナーでの楽しさという点では3Dr/5Drの方が上だろうが、高速を思うといい妥協点だったと思う。
9万円近くかかったがフロントグリルとヘッドライトのリングのブラック化はかなり気に入っている。オリジナルのクロームの横バー6本は、ヘッドライトのリングと加わり見るたびに気になった。今のところ同じ改造を加えたClubmanに出会ったことはないが、目ざといClubmanオーナーなら気になるだろう。ボディーカラーのアイランドブルーは気にいっている。近所に同色のCrossoverがいるが、Clubmanでは見かけたことはないし、3Dr/5Drも1、2度見かけただけだ。
全長はGolf VIIIより数センチ短いが、独特なプロポーションは胴長に感じる。車検の車体形式はステーションワゴンだ。と言ってもトランク容量はT-Cross以下、Golf VIとは数値的には同等だ。我が家の使用環境では問題ないが、ステーションワゴンとしては狭い。観音開きのリアドアは、中央の視界を妨げるが走行中に気になる程ではない。開閉はハッチを引き下げるのに比べる軽くて楽だ。見た目が似た車は思いつかない。
普段横浜から三浦半島一帯を、だいたいは一般道を時々は横横を使う状況での燃費は14km/L+だ。これはGolf VIとT-Crossと同等だ。したがって軽油の分だけ、大体¥35/L燃料代は安い。タンク容量はGolf VIの51L、T-Crossの40Lに対して48Lあるので給油間隔はほぼGolf並みだ。今月の長野旅行では800Km+走り、帰宅後給油したら36Lしか入らず22.6kn/Lだった。余裕で1000Km走れるのはGolf VI以上だ。
シートは硬めだがT-Crossより幾らか柔らかいと感じ、長距離で尻が痛くなることはない。GolfのシートはIVまでが好みで、VIIは表皮の材質も影響してか固く感じた。インフォテイメントの操作系は好きになれない。コントローラーでの操作も冗長性もあって毎回探し回ってしまう機能もある。Apple Carplayとの統合もVWの方がしっくりくる。とはいえ結局車は気持ちよく運転できるかが最も重要で、細かい欠点はあるがClubmanが気にいっている。
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