2024 0509 「北欧の神秘」展@SOMPO美術館
木曜日は久しぶりで新宿、SOMPO美術館へ。開催中の展覧会は「北欧の神秘」ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画展。モネ等の展覧会に比べると空いているだろうと思ったが、ガラガラというほどではないがじっくり自分のペースで鑑賞するには良かった。SOMPO美術館は西口改札からは5分ほどだが、駅自体が大改造の最中で10時過ぎでも雑踏の中を抜けて外に出るまでが息苦しい。上野はその点で公園口を出れば広場で気持ちがいい。
構成は4章からなり、序章 神秘の歴史、1章 自然の力、2章 魔力の宿る森、3章 都市ー現実世界を描く。19世紀になると北欧の画家たちは独自の芸術を追求するようになったそうで、今回は基本的にそうした北欧独自の絵が集められている。名前を聞いたことがあったのはムンクとソーンだけだ。北欧というとデンマーク、アイスランドを含める場合があるが地理的な距離だけでなくこの3国とデンマークは社会的にも文化的にもかなり違いがあるようだ。好きなデンマークの画家たち、スケーエン派とはどれも雰囲気が異なる。各章それぞれが興味深かったが、好みの絵というと1章の絵だ。幸い4階に展示された1章の後半と2章は撮影可だった。これがそれらの絵。爽快な景色ではないが落ち着いた美しさといったところか。最終章の魔力の宿る森の作品は不思議な絵が少なくないが下の「トロルのシラミ取りをする姫」もその代表だ。トロルは小人と巨人があるそうだが、これは巨人だろう。全体形が分からない。
SOMPO美術館は付属のレストランがない。南口のルミネまで行き華菜楼へ入った。食後は新宿御苑を一回り。広々としていて周りの大木のせいで周辺のビルがかなり隠されているので清々しい。ここも外国人旅行者の姿が目立った。
帰りは新宿駅の雑踏を嫌って千駄ヶ谷門から千駄ヶ谷駅へでて、代々木、品川経由で帰った。
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