2024 1121 最後の出港
2019年2月18日、油壺ヨットハーバーを出港する笑う鯨。オーナーのSさんは2015年に大病を患い数か月入院したが、その後以前の元気を取り戻すことは叶わなかった。それまではほぼ毎週月曜には油壺に通っていたから年間30回以上は出港していたはずだ。ここ数年は病気再発と入院に加えて奥様の介護で長時間家を空けられないため、年1〜2回はハーバーに顔を出したが、海に出る機会はなかった。それでもいつかはまた海に出ようと考えていたのだろう。去年はハーバー職員にエンジンの点検を依頼し、今年初めに船検を更新した。
昨日三崎マリンにお嬢様から電話が入り亡くなったと伝え聞いた。80を超える年齢と重なる病気を考えるとまた以前のように元気にヨットに乗れるようになるのは難しいだろうとは感じていた。だが、突然亡くなりましたと聞くとショックだった。今年は前のヨットの共同オーナーの一人が意識がないまま3年の入院の後に亡くなり、一時期レースでよく競ったヨットのオーナーがバイクで走っていて発作で亡くなった。去年は9月に心臓弁膜症が、12月には悪性リンパ腫が見つかり、診断結果を告げれれた時はかなり動揺した。なんとなく親の寿命、平均余命から80過ぎまでは生きるだろうと思っていた。悪性リンパ腫はステージ4とのことだが、余命何年という話はない。しかし、死が人ごとではない、意外に近く訪れることもあるだろうと考えるようになった。今日は100枚以上のCDをBookOffで処分した。Macに全てを読み込んであるのでCDから聞くということはもう何年もなかったが、使わないものは片付けようという気になった。
コメント
コメントを投稿